- 幼児・児童・青少年の健全な成長と豊かな心を育てるために、文学・絵本・漫画などの向上と発展に寄与しています。
- (A)児童の出版文化の振興――「小学館児童出版文化賞」(第73回)
- 2023年3月から2024年2月までに発表された、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品の中から、児童出版文化の向上に貢献すると認められる作品及び作家を顕彰する。選考対象は、絵本(創作絵本、科学絵本、写真絵本等)、童話・文学(フィクション、ノンフィクション、詩、シナリオ等)、図鑑、事典等の児童出版物(ただし、翻訳、キャラクター、コミック等は除く)である。正賞として・ブロンズ像と副賞に100万円が授与される。小学館と当財団の共催である。
- (B)優良漫画の振興――「小学館漫画賞」(第70回)
- 2024年中に発表される作品から優秀作品を選出する。正賞・ブロンズ像と副賞に100万円が授与される。小学館と当財団の共催である。
- (C)日本青少年研究所(JYRI)の運営
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2013年9月1日より事業を継承した日本青少年研究所の運営を行う。
具体的には「中国高校生日本語作文コンクール」及び青少年に関する調査研究を行っている。
今年度の第28回「中国高校生日本語作文コンクール」は、中国各地の高校から日本語を勉強している高校生を対象に数種のテーマに沿った作文を募集。応募数は参加学校数89校、497通にも及んでいる。3月中旬に第一次審査を終え、60名の優秀賞を決めた。7月にオンラインで優秀賞者の表彰式を開催する予定。その際、最優秀賞受賞者代表10名を選考、日本へ招待し、日中友好の礎を築いてもらう計画である。
もう一つの事業として、日米中韓4か国高校生調査がある。これは国立青少年教育振興機構が実施する事業で、中国での調査費用に助成し、その分の予算を計上している。今年度のテーマは「高校生の科学にかかわる意識」。 - (D)日本刑事政策研究会会報誌『罪と罰』制作助成
- 同研究会は、1960年、刑事政策の理論及び実際の研究、普及を図るために発足した一般財団法人である。同会が、その活動を広く周知するために年4回発刊している会報誌『罪と罰』の運営・制作、さらには同誌を介して関連する図書の紹介をすることにより、刑事政策に関するさらなる啓発を図り、社会教育を充実させることを目的にした活動に対して助成を行う。