- 「自ら学び、自ら考える力」や豊かな人間性をはぐくむ教育のためには、学校教育のみならず家庭教育、社会教育の充実が欠かせません。そのための事業と活動に対して助成を行っています。
- (A)「入学おめでとう大会2026」へ助成
- 入学準備の心得や交通安全指導などを行う「入学おめでとう大会2026」は、現段階で実施方法などの詳細は未定であるが、本年度もその実施に際して協賛・助成を行う。
- (B)小学校で配布する「2026年度入学の心得 もうすぐ一年生」の製作・頒布助成
- 2026年度入学児と親のための新入学ガイドブックである「2026年度入学の心得 もうすぐ一年生」を製作し、配布する。小学校生活の過ごし方、健康への配慮、必要な学用品の紹介など、新入学児を持つ親が知りたい内容をコンパクトにまとめた冊子で、約10万部配布予定である。
- (C)「ミュージック・シェアリング」への活動助成
- バイオリニストの五嶋みどりさんが理事長を務める認定NPO法人「ミュージック・シェアリング」のアーチスト達が、1992年から全国の小学校や特別支援学校、子ども病院を訪れ、音楽を通じた交流を行ってきた「訪問プログラム」に対して助成を行う。今年度は全国17か所の団体で開催する予定。
- (D)「虫の詩人の館(ファーブル昆虫館)」の運営助成
- 『昆虫記』の作者として日本でも親しまれているフランスの昆虫学者ファーブルの生家を復元し、関係資料を整えるとともに、児童・生徒を対象に昆虫観察採集会を開催したり、近隣公園緑地の昆虫調査や環境保全活動などを推進しているNPO法人「日本アンリ・ファーブル会」のファーブル昆虫館「虫の詩人の館」の運営に助成する。
- (E)出版各社辞・事典デジタル化開発
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社会教育の基盤をなす良質な辞典、事典、叢書、全集など日本の知的資産のデジタル化、ならびにデータベース開発事業に対する支援である。出版物をデジタル化し、継続的な改訂や部分再利用を可能にすると同時に、データベース化により、インターネット上で配信利用可能なコンテンツを形成し、広く利活用を促すことを目的とするものである。
本年度は、『時代別国語大辞典』(発行:三省堂)のテキストデータ化、ジャパンナレッジスクールのアクセシブル対応などに取り組む。 - (F)『週刊読書人』WEB運営等事業助成
- 「週刊読書人」は、新刊書籍を批評(書評)する新聞として、60年以上に渡り独自のジャンルを築いてきた。また創刊号から現在まで、これまで積みあげてきた紙面をすべて電子化(PDF)することにより、WEB上での記事検索・閲覧を可能にしている。これら一連の事業に向けての助成である。
- (G)「上野の森 親子ブックフェスタ2025」事業支援
- 子どもの読書推進会議、日本児童図書出版協会、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)が主催する「上野の森 親子ブックフェスタ2025」は、本年も5月4日~5日に開催され、多くの来場者で賑わった。読書推進活動に努めているこの事業に助成する。
- (H)「K-BOOK振興会」の運営助成
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韓国書籍の“今”を翻訳出版して日本国内に広く伝えるために、様々な情報発信をする一般社団法人K-BOOK振興会への助成である。
今年度、主に予定している活動は、
- ・第9回日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクールの開催
- ・K-BOOKフェスティバル2025(11月22日、23日)の開催
- ・日韓出版人交流事業の実施
- ・「文学で旅する韓国」(クオンと共催)の実施
- ・「K-BOOK特約店」構築の準備開始
- (I)家庭・社会教育開発費
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家庭・社会教育振興に役立つさまざまな研究会やシンポジウム、セミナー、事業などに対して、引き続き助成する。今年度の主な助成事業は以下の通り。
- ① JPO(日本出版インフラセンター)のJPROを活用した「試し読みサービス」運営助成
- ② 次世代辞書の研究
- ③ 東京外大コーパスネットワークへ助成