- 少子化、都市化、核家族化の進行のなかで、幼児教育が重視されています。これからの保育のあり方を考える実践的研究などに対して助成しています。
- 1.幼稚園・保育所教育の実践研究へ助成
- 日本各地の保育、幼児教育の最前線にいる先生方に役立つ、今必要とされる、きめこまやかな実践的研究テーマや活動に対し、当財団が総合的に判断し、助成する事業である。
本年度は以下のテーマに助成を行う。
研究者名: 工藤佳代子 稲毛瑞月(東京家政大学ナースリーチーム)
本村真弓 岡本眸(幼稚園型認定こども園東京家政大学附属みどりケ丘幼稚園)
金城 悟(東京家政大学)
岩田 力(東京家政大学)研究テーマ: 「幼稚園と保育園の保育に対する意識の変化〜保育の連携と課題について(1)〜」 - 2.「小学館おはなし玉手箱キャラバン」へ助成
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2000年の「こども読書年」にちなんで読書推進活動の一環として始められた事業。これまでは全国各地の公共施設・保育園・幼児教室などを巡回するキャラバン形式で読み聞かせを行ってきたが、新型コロナウイルスの感染状況に対応し、予防を徹底したうえで、本年度は首都圏を中心に、リアル開催及びオンラインによるイベントを予定しており、この活動に対して引き続き助成を行う。
- 3.「入園おめでとう大会2023」運営助成
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前年度から始まった助成である。2023年度に幼稚園・保育園に入園する親子を対象にしたイベントだが、新型コロナウイルス感染状況によってライブか疑似イベントをWEB上で配信する予定だ。内容は、ビデオによる入園前の準備や幼稚園の紹介、悩み相談企画、自宅でできる遊び方講座、キャラクターショーに加え、感染症対策講座などである。
- 4.「2023年度入園ガイドブック」制作・頒布助成
- これも前年度からの助成で、前項「入園おめでとう大会」との連動事業である。これは、幼稚園・保育園に入園する児童を持つ保護者に、役立つ情報をまとめた冊子「もうすぐ幼稚園」の制作・頒布に対する助成である。内容は、幼稚園・保育園ではどんなことをするのか、入園準備リスト、入園までに身につけておきたい生活習慣、年間スケジュールなどをまとめたA5判32ページの冊子の予定である。